親知らずがあるとどうなるの?
親知らずは歯並びの一番奥に萌出してくるため、歯ブラシが届きにくくて、親知らずの周りの歯周組織に炎症をおこすことがあります。
親知らずが原因の炎症は重篤な症状をおこしやすく、顎の周囲の組織に広がることがあり、とくに下顎の親知らずでは口が開きづらくなったり、ものが飲み込みにくくなったりします。
親知らずは斜めに萌出することが多く、親知らずばかりか、隣の正常に萌出している奥歯を虫歯や歯周病にすることがあります。
親知らずの治療はどうするの?抜いた方が良いのですか?
トラブルの原因となっている親知らずの治療は原則、抜歯が適応となります。
しかし埋まった状態の親知らずの抜歯はなかなか大変で、特に下顎の親知らずは顎の骨の中にある知覚神経(触覚や痛覚をつかさどる神経)や血管に近接しており、抜歯した後に唇や顔面皮膚の知覚異常や抜歯した部位からの大量出血の原因になることがありますので、
CTやレントゲンでしっかり検査をして安全に手術しますのでご安心ください。
どういう人が顎関節症になりやすの?
特に仕事でパソコンを使ったり、デスクワークや細かい作業で下を向くことが多い人は顎を噛みしめることが多く、顎関節症になる危険性が高いです。
また、歯ぎしりの癖がある人、偏咀嚼(片がみ)のある人なども顎関節症になりやすいといわれています。
自宅で、口臭予防はできますか?
口臭には本当にさまざまな原因がありますが、特に歯周病が進行してくると、悪臭を感じるようになります。口臭を無くすには、
正しいブラッシングとうがいの励行が最も大切です。
よく口の中を見て舌の表面に白い苔のようなものがあれば、それも口臭の原因となりますので、舌ブラシで軽くこすって取るとよいでしょう。
口内炎の予防は?
口の中を傷つけないように気をつけましょう。
歯ブラシは硬過ぎないちょうどよい大きさのものを選びましょう。
歯みがきの時の強いブラッシングは避け、マッサージによる歯周組織の強化を心がけましょう。
入れ歯が合わない時は早めに調節しておきます。
虫歯があれば早めに治療しておきます。
また、規則正しい生活、バランスの取れた食生活を心がけることが口内炎発症の予防にもなります。
インプラントについて
インプラントの素材は何ですか?
体内での安定性が非常に高いチタンに、顎骨とのなじみをさらによくする表面処理を施した素材を使用しています。チタンがアレルギーを引き起こす確率は非常に低いです。
治療費はどのくらいかかりますか?
インプラントの埋入本数、使用する素材、手術方法、医療設備などによって変わってきますので、費用については、治療を行う前にしっかりとご説明させていただきます。また不明な点は事前にしっかりとご質問ください。
インプラントは医療費控除対象となります。
医療費控除とは、自分とその生計をひとつにする親族の年間医療費(1~12月)が10万円(所得金額が200万円までの方は所得合計額の5%)を超えた場合、確定申告時に治療費の領収書を提出することで、税金の還付が受けられる制度です。
インプラント治療は誰でも受けられますか?
年齢の上限はありませんが、骨の状態によっては、治療を受けることができない場合があります。他の病気や健康状態によっても受けられない場合がありますので、きちんとした診断を受け担当医とよくご相談ください。
治療期間はどのくらいですか?その間の歯は?
インプラントの本数、上顎か下顎かにより治療期間は異なりますが、インプラントが周囲の骨になじみ、人工の歯をかぶせられるまでに約3~6ヶ月かかります。治療中は仮歯や仮の入れ歯を入れる場合が多いので食事や会話にほとんど支障はありません。
インプラントの耐久性はどのくらいですか?
インプラントを長持ちさせるためには、自分の歯と同じように毎日の手入れが必要です。定期的な検診は必ず受けましょう。
手術後、注意することはありますか?
手術自体は麻酔をして行うので、ほとんどの場合、痛みもありませんが、術後の1~2日、痛み・腫れが出ることがあります。なるべく担当医の指示に従い、できるだけ安静を保つよう心がけてください。アルコール類、熱いお風呂、刺激物のある食べ物は1~2日は避けましょう。